ECマーケティング

【例文付き】カゴ落ちメールとは?メール配信のポイントと文面を解説

そもそも、カゴ落ちメールとは

カゴ落ちメールとは、カゴ落ちしたECサイトの利用者に対して「カートに商品が残っている」ということを思い出してもらうために送信するメールです。1度でもカートに商品を入れたということは、その商品に興味を持っているという意味があります。そのため、カゴ落ちメールを送ると、最終的にECサイトに呼び戻すことが期待できるのです。カゴ落ちメールを送るタイミングは、経営者が自由に設定することができます。たとえば「今から1時間後」「商品の在庫が少なくなったとき」「商品が値下げしたとき」などがメールを送るタイミングとして挙げられます。

なぜカゴ落ちが起きる?

カゴ落ちの対策を行うためには、まずカゴ落ちの原因を理解しなくてはなりません。Bay Institude(※)の調査によると、「送料や手数料が高かった」が、カゴ落ちの最大の原因です。他にも以下の10個が挙げられます。

  • 送料や手数料が高かった
  • 購入する際にアカウント作成が必要だった
  • 決済までの手順が複雑だった
  • 合計金額を事前に知ることができなかった
  • サイトが信頼できず、クレジットカード情報を入力したくない
  • 配送が遅すぎた
  • 途中でエラーが起きた
  • お店の返品ポリシーに不満があった
  • 希望の決済方法がない
  • クレジットカード決済が拒否された

出典:Bay Institude

このようにカゴ落ちにはさまざまな原因があります。売り上げアップのために、それぞれの原因に対して対策を行い、改善していく必要があります。

カゴ落ちの原因やメール以外のカゴ落ち対策について詳しく知りたい方は下記からご覧ください。

「カゴ落ち」の10の原因と対策マニュアル

カゴ落ちメールの重要性

カゴ落ちメールは売り上げへの貢献が大きいことに加え、コストをかけずにカゴ落ち対策を行うことができます。

そもそもカゴ落ちをしている顧客は「サイトへの流入・サイト回遊・検討・カートへ追加」というステップを踏んでいます。このユーザー行動から考えると、カゴ落ちしている顧客は非常に購入の見込みが高いと考えられます。そのためカゴ落ちをした顧客へのメールは通常のメルマガに比べ開封率、クリック率が大幅に向上し、大きな効果を期待できるのです。

カゴ落ちメールは配信タイミング・内容・回数が重要

ここではカゴ落ちメールで、より効果的にカゴ落ちを対策するためのポイントを解説していきます。

メールを送るタイミング

カゴ落ちメールを実施するうえで、メール送信のタイミングが非常に重要です。カゴ落ちしたお客様の中には、「隙間時間でカゴに入れたが購入するまで時間がなかった」「比較検討段階」「給料日を待っている」など「購入意欲がある」お客様が多く存在します。メールを何度も送るとお客様に不快な思いをさせ、逆効果になるため、少ない回数で効果的に行う必要があります。

一般的にカゴ落ちメールの効果がもっとも高いのは「3時間後+24時間後+7日後」の3回配信であると言われています。しかし、これは商品特性や価格によって結果は変わるため試行錯誤する必要があります。

また、「商品の在庫が少なくなった時」や「商品が値下げした時」なども効果的であると考えられます。セール開始時に併せてカゴ落ちメールを配信してもよいでしょう。

メール内容

カゴ落ちメールを送っても、メールのインパクトがなく読み飛ばされてしまう可能性があります。メールの開封率、クリック率を上げるためにテキストだけでなくビジュアルで訴求しましょう。一般的には、商品の購買を促すアクションボタンをメールの上部に配置することで、クリック率を向上させることができます。

HTMLメールを作り実際にカゴ落ちした商品を見せることで、購買意欲を再び持たせることができます。

メールを送る回数

カゴ落ちメールに限らず、1社からのメール回数が多いほどメール配信設定の解除に繋がりやすいです。企業のマーケティングとしてはこれは必ず避けなければなりません。そのためには、配信頻度の設定が可能なツールを使用することをオススメします。

カゴ落ちメールの文面のアイデア

ここでは実際にカゴ落ちメールとしてどのようなメールを送ると良いか解説します。

件名

件名はメールが開封されるかどうかを決定づける要因です。件名は非常に重要であり、目的を持って作成する必要があります。まず、件名に会社名を入れるのはやめましょう。ユーザーの大半はスマホでメールを確認します。スマホでメールを見る場合、会社名はメールの送信者として一番上に表示されています。そのため、件名にも会社名を入れる必要はありません。短い分量で効果的に訴求を行うためにも件名に会社名は入れない方が良いでしょう。

また、件名は送信タイミングによって変化をつける必要があります。

(カゴ落ち〜数時間後)

  • お買い忘れはございませんか?

(カゴ落ち〜数日後)

  • ◯◯様に、オススメの◯◯があります。

上記のように件名に変化をつけましょう。カゴ落ち〜数時間後のお客様は単純に購入意欲があるが、「隙間時間でカゴに入れたが購入するまで時間がなかった」「比較検討段階」といったお客様に対して効果的に訴求できるでしょう。またカゴ落ち〜数日後のお客様はカートに商品を追加していることを忘れている可能性があるので別の角度から興味を引くことが必要です。

本文

本文は以下のような構成を参考にメールの作成を行いましょう。

  • 名前
  • ポイント情報やクーポン情報
  • カゴ落ち商品の掲載

また、メール本文の作成に関しては、自らが受け取ったことのあるカゴ落ちメールを参考にするのも良いでしょう。カゴ落ちメールを受け取りどのように感じたか。良かった点はどこか。悪かった点はどこか。これらを参考にしながらアップデートすればお客様にとって価値のあるカゴ落ちメールを作成することができます。

メール例文のまとめ

(カゴ落ち〜数時間後)

件名:お買い忘れはございませんか?
本文:
・名前
・ポイント情報やクーポン情報
・カゴ落ち商品の掲載

(カゴ落ち〜数日後)

件名:◯◯様に、オススメの◯◯があります。
本文:
・名前
・おすすめ商品の掲載
・セール情報
・カゴ落ち商品の掲載

カゴ落ち改善には atone がオススメ

最後までお読みいただきありがとうございます。

カゴ落ちは1つずつ原因を対策していくことで改善することができます。カゴ落ちにお悩みの方は、ぜひカゴ落ちメールに取り組んでみてください。

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