決済

コンビニ決済のメリットとデメリットを解説

ECサイトを始めるにあたり重要となるのが決済方法です。しかし、ECサイトを始めたばかりの場合は、どんな決済を用意すればよいのかわからないかもしれません。ここでは、コンビニ決済のメリットやデメリットなどを解説していきます。この記事を読めば、運営するECサイトにコンビニ決済を導入を検討するために役に立つと思います。

コンビニ決済とは

コンビニ決済とは、ECサイトで購入した商品の代金を、全国のコンビニで支払える決済方法をいいます。その決済方法には2種類の方法があります。

◉ 払込票タイプ
EC事業者が商品の金額や支払い期日などを記載した払込票を利用客に送付し、利用客がコンビニのレジで払込票を提示して代金を支払います。

◉ 払込用発番タイプ
利用客が商品を購入するとサイト上に、決済に必要な番号が表示されます。その表示された番号をコンビニのレジに直接伝えるか、専用端末に番号を入力して発券された払込票をレジで提示して代金を支払います。

「前払い」と「後払い」

ECサイトでのコンビニ決済には、商品代金の支払い後に商品を発送する「前払い」と、商品到着後に商品代金を支払う「後払い」があります。後払いは決済業者が立て替える形で決済を行い、請求書は商品と同封されていたり商品到着後に別に送られてきたりします。後払いの場合は注文を受け付けてからすぐの発送となり、代金の未払いのリスクがあります。

前払い後払い
概要代金の支払い確認後に発送注文と同時に発送
メリット未払いの心配がないお金の使いすぎを防げる注文キャンセルの可能性
が低い注文を確認して
決済できる

後払いでのコンビニ決済の仕組み

後払いでは利用客が代金を支払う前に決済代行社がEC事業者に立替払いを行います。

EC事業者のメリット

◉ 決済方法として選ばれやすい
ネットショッピングを利用している人の中には、クレジットカードを持たない人も多くいます。若年層のユーザーがそれにあたり、カードを持たない人にとって身近なコンビニでの支払いが可能となるのは、とても便利なのです。ネットショッピングでの決済方法で1番目に利用したい方法と2番目に利用したい方法を調査したところ、コンビニ決済を選んだ人は合わせて34.2%という結果となっています。

◉ キャンセルや未払いのリスクを軽減できる
コンビニ決済の前払いの場合は、商品代金の支払い後に商品を発送するため、商品のキャンセルや代金の未払いのリスクが軽減できます。クレジットカード決済の場合は、不正使用によるチャージバックが発生して、売り上げが取り消されるケースもあります。また、代引きでは商品郵送時に受け取りを拒否され、サイト側が送料などの手数料を負担しなければならないケースもあるのです。

◉ 入金がすぐに確認できる
コンビニ決済は入金確認がすぐにできるというメリットもあります。コンビニ決済の場合、代金が支払われたのち、数分から1時間程度で入金確認が行えます。しかもコンビニは24時間営業しているところが多いので、ほとんどリアルタイムでの入金確認が可能です。郵便局での振込や銀行振込の場合は、郵便局や銀行の営業時間内だけでしか入金の確認が行えません。そのため、日曜日などは入金確認ができないのです。

入金確認がスムーズなると商品の発送もスピーディになります。後払いタイプのコンビニ決済の場合は、注文後すぐの商品発送となりますので、入金確認が不要となり便利です。

利用客のメリット

◉ 任意のタイミングで利用できる
ほとんどのコンビニが24時間営業であるため、早朝でも深夜でも営業時間を気にすることなくコンビニ決済を利用できます。銀行での振込の場合は、振込ができない時間帯に気をつける必要があります。

◉ 誰でも利用することができる
クレジットカードや銀行口座を持っていない方でもお気軽に利用することができますので、年齢の若い方やネットショッピングでクレジットカードを使うことに抵抗がある方でも利用しやすい決済方法です。

◉ コンビニスタッフにサポートしてもらえる
コンビニの決済端末の使い方がわからなかったり、レジでどうすればいいかわからなかったりしても、コンビニの店舗スタッフがサポートしてくれます。インターネットでのショッピング中、わからないことがあっても口頭で尋ねることはできません。そのためとくに高齢者にとっては安心感があります。

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