頒布会とサブスクリプション・定期販売との違いや、頒布会におすすめの商品、消費者・事業者それぞれのメリット・デメリットについて解説します。
頒布会とは?メリット・デメリットやおすすめの決済方法とは!
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新たな販売方法として「頒布会」を導入したいと考えていませんか?消費者に多くの種類の商品を試してほしい、安定的な売上を確保したいという事業者の方にとって、頒布会はおすすめの販売手法です。
この記事では、頒布会とサブスクリプション・定期販売との違いや、頒布会におすすめの商品について解説しています。消費者・事業者それぞれの立場から見た場合のメリット・デメリットにもポイントをまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
頒布会とは?
頒布会とは、毎回違う商品を届けるタイプの定期販売手法です。あらかじめ決められた回数に応じて、事業者が選んだセット商品を消費者に届ける仕組みと捉えてください。
12ヶ月コースなど期間が決められており、途中解約はできない契約形態になっているのが一般的です。そのため、消費者は一括前払い方式で所定の料金を支払うパターンが多く見られます。消費者は都度商品を選ぶことなく、さまざまな商品を定期的に楽しめるのです。
サブスクリプションとの違い
サブスクリプションとは、月単位または年単位で定期的に一定金額を支払うタイプのサービスを指します。契約期間は定められておらず、いつでも途中解約が可能です。また、一度契約すると月単位・年単位で契約が自動更新されます。頒布会との主な違いは下表の通りです。
頒布会 | サブスクリプション | |
料金の支払い方法 | 一括前払いが一般的 | 月単位または年単位 |
提供されるサービス | 毎回異なる商品が届く | 同じ商品を使い続けられる |
途中解約 | 基本的にできない | いつでも解約できる |
自動更新 | なし | あり |
サブスクリプションの詳細については、以下の記事もご覧ください。

定期販売との違い
定期販売とは、指定された商品を定期的に届けるタイプの販売方法です。一般的に合計の販売回数は決められていないため、定期販売を解約しない限り商品が届き続けることになります。頒布会との主な違いは下表の通りです。
頒布会 | 定期販売 | |
料金の支払い方法 | 一括前払いが一般的 | 毎回の購入時に支払う |
提供されるサービス | 毎回異なる商品が届く | 毎回同じ商品が届く |
途中解約 | 基本的にできない | いつでも解約できる |
自動更新 | なし | あり |
頒布会におすすめの商品
頒布会に適しているのは、一般的に食料品や化粧品といった消耗品といわれています。毎回異なる商品をセットで提供することにより、消費者はさまざまな商品を楽しめるからです。ただし、事業者によっては同じ型の服の色違いを届けるなど、同一商品のバリエーションをセールスポイントにしているケースも見られます。
よくある頒布会の取り扱い商品としては、お米や野菜、フルーツといった食料品、スイーツ、ワインなどの飲料が挙げられます。また、手芸品などの手作りキットを定期的に届けるサービスも頒布会の一種と捉えてよいでしょう。
【消費者向け】頒布会のメリット
頒布会を利用する消費者にとって、どのようなメリットがあるのでしょうか。消費者側から見た場合の主なメリットは次の通りです。
注文が1回で済む
頒布会は基本的に前払い方式のため、一度注文すれば定期的に商品が届きます。消費者は購入のたびに商品を選んだり、支払い手続きを行ったりする必要がありません。面倒な作業を経ることなく、多種多様な商品が手に入ることは頒布会のメリットといえるでしょう。さまざまな商品を楽しみたいものの、店舗を訪れたりECサイトで商品を探したりする時間を確保できない人にとって、便利なサービスとなるはずです。
普段頼まない商品が手に入る
頒布会の大きな特徴として、毎回違う商品が届くことが挙げられます。今まで自分で購入したことのない商品が届き、新たな発見につながる可能性も十分にあるでしょう。また、おすすめの商品を事業者が選んでくれるため、未知の商品に出会うきっかけになる場合もあるはずです。商品購入の幅が広がることは、頒布会だからこそ得られるメリットといえます。
【事業者向け】頒布会のメリット
頒布会を導入することは、事業者側にとってもメリットがあります。事業者が得られる主なメリットは次の通りです。
売上が安定する
頒布会は前払い方式のため、複数回分の注文を一度に受けられることになります。まとまった売上が立ちやすく、売上が安定する点が大きなメリットです。
ただし、扱う商品によっては契約時に請求する料金が高額になるケースも想定されます。誰もが気軽に利用できるサービスというよりは、比較的ハードルの高いサービスにもなり得るのです。安定的な売上を確保するには、さまざまな商品が定期的に届くことが消費者にとって魅力的に感じられる必要があるでしょう。
ブランディングになる
頒布会では継続的に商品を届けるため、1回きりの販売ではなく長期にわたって顧客との付き合いが続くことになります。契約期間中は商品のお届けと並行してメールやDMなどを届けることで、ブランディングを強化できるでしょう。
定期的に商品や情報が届き、毎回届く商品に満足してもらうことによって、顧客をファン化できる可能性があります。頒布会はブランディングの観点からも絶好の機会といえるのです。
【消費者向け】頒布会のデメリット
消費者にとって頒布会のデメリットは途中解約ができないことです。届いた商品が自分には合わなかったとしても、契約期間内は商品が届き続けることになります。返金などにも応じられないケースが大半のため、契約時に慎重な判断が求められる点はデメリットといえるでしょう。
【事業者向け】頒布会のデメリット
頒布会を導入することによって、事業者にとってもデメリットとなり得る面があります。どのようなデメリットが想定されるのか、事前に押さえておきましょう。
システム作りが難しい
頒布会を始めるにあたって、頒布会に適したシステムやルール作りが求められます。トラブルを防ぐために途中解約も可能とするか、可能とするのであればどのようなルールで運用するのか、あらかじめ明確にしておかなくてはなりません。
また、多くの頒布会のように途中解約は不可とする場合、消費者に周知を図る必要があります。どのような方法で消費者に伝えるのか、具体的な伝達手段を決めておくことが大切です。このように、頒布会を始める際にあらかじめ決めておくべきことが多々あります。システム作りが難しいことは、頒布会のデメリットといえるしょう。
適切な決済方法を選択する必要がある
頒布会で重要なポイントとなるのが決済方法です。契約時に一括で支払うのか、お届けの都度支払いを求めるのか、支払い方法を決めておく必要があります。
また、支払い時の決済方法に関しても事前に整備しておかなくてはなりません。次章ではおすすめの決済方法を紹介しますので、頒布会に活用する決済方法を検討する際に役立ててください。
頒布会でよく使用される決済方法とは
頒布会でよく使用されている代表的な決済方法を紹介します。それぞれの決済方法のメリットや導入時の注意点と併せて見ていきましょう。
【おすすめ】atone(アトネ)
最もおすすめの決済方法は、後払い決済サービス「atone(アトネ)」です。1ヶ月分の利用代金を翌月の支払い期限までにコンビニで支払える決済方法のため、クレジットカードを持たない・利用したくない消費者にも気軽にご利用いただけます。
atone(アトネ)はログインするだけで決済できるだけでなく、ポイント還元で継続率の向上にも寄与します。事業者様が負担する手数料は、業界最低水準の2.5%〜と、コスト面でも優れた決済方法です。頒布会の導入を検討中の事業者様は、ぜひatone(アトネ)をご活用ください。
クレジットカード
クレジットカードも頒布会ではよく利用されている決済方法の1つです。契約時にクレジットカード番号など各種情報を入力する必要があるため、契約を見合わせる顧客も一定数存在することは押さえておく必要があります。
また、クレジットカードには利用期限が設けられていることから、頒布会の期間内に期限切れとなる可能性があります。継続的に支払ってもらう必要がある場合には、登録済みのクレジットカード情報を更新してもらう必要があるでしょう。
銀行振り込み
銀行振り込みによる支払いを可能にする方法もあります。ただし、振込手数料がかかることから、手数料を事業者・顧客のどちらが負担するのかを明確にしておかなくてはなりません。顧客の負担とする場合、トラブルになりかねないため事前に周知する必要があるでしょう。
また、わざわざ銀行振り込みの手続きを行うのは消費者にとって手間のかかる作業です。より利便性の高い支払い方法を選択できるよう、他の決済方法と組み合わせて提供することをおすすめします。
ECで用いられる決済の種類や特徴について、以下の記事で紹介しています。

頒布会の導入にはatone(アトネ)がおすすめ!
頒布会とは、毎回違う商品を事業者が選定し、定期的に届ける販売手法です。頒布会を導入することで事業者・消費者ともにメリットを得られる一方で、さまざまなルール・システムの整備が求められるなど、注意点もあることを押さえておきましょう。
システムの1つに決済方法が挙げられます。事業者にとって導入の負担が少なく、消費者にとっても手軽に利用しやすい後払いサービスatone(アトネ)は、頒布会に適した決済方法です。頒布会を始める際には、ぜひatone(アトネ)の導入も併せてご検討ください。