ポイントシステムの導入、費用、メリットを分かりやすく解説

単純に集客を実現するだけではなく、顧客管理やその後のマーケティング施策につなげていけるのも、ポイントシステムの大きなメリットと言えるでしょう。そこで、今回はポイントシステムの概要やメリット、導入の流れなどを見つつ、導入時の注意点や選定方法についてお伝えします。

目次
  1. ポイントシステムとは
  2. ポイントシステムのメリット
    1. 来店客の増加
    2. 顧客管理によるさまざまな施策の実施
    3. 顧客の流出、機会損失の回避
  3. ポイントシステムの導入の流れ
    1. 1.ポイントシステム導入目的の明確化
    2. 2.ポイントシステムの選定
    3. 3.運用の設計
    4. 4.データ連携
    5. 5.運用指導・研修
    6. 6.運用開始
  4. ポイントシステムの費用
  5. ポイントシステム導入時の注意点・選定ポイント
    1. 1.自店舗の既存システムとの連携が可能かどうか
    2. 2.サポート体制が充実しているかどうか
  6. まとめ

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実店舗でもネットショップでもさまざまな集客施策が考えられますが、そのなかでも高い効果が期待できる施策の一つがポイントシステムの導入です。単純に集客を実現するだけではなく、顧客管理やその後のマーケティング施策につなげていけるのもポイントシステムの大きなメリットといえるでしょう。

ポイントシステムとは

ポイントシステムとは、小売店や飲食店のほかスーパーや百貨店などでも使われているシステムで、来店時や会計時に購入金額に応じてポイントを付与するものです。また、ネットショップではログインによってポイントが付与される場合もあります。蓄積されたポイントの報酬は、店舗の種類によっても異なりますが、主なものとして挙げられるのは次の2点です。

  • 小売店・スーパー・百貨店:ポイント数に応じて支払いに使う、もしくは景品プレゼント
  • 飲食店:ポイント数に応じた割引やトッピングのサービス

また、ポイントシステムは、会員登録をすることを前提とするケースがほとんどのため、店舗側は登録してもらうことで顧客管理が可能になります。

ポイントシステムのメリット

ポイントシステムの導入により、顧客はポイントの蓄積で報酬を得られるメリットがありますが、店舗側にとってもさまざまなメリットが生まれます。ここでは店舗側が得られる主なメリットを見ていきましょう。

来店客の増加

来店時や購入額によってポイントを付与し、貯まれば報酬が得られることから、顧客側に来店する理由を与えられるようになります。報酬の内容にもよりますが、継続的な来店客増加や顧客単価向上が見込めるでしょう。

顧客管理によるさまざまな施策の実施

ポイントシステムは基本的に顧客情報の登録が必要になるため、店舗側は顧客情報を基にした施策の実施が可能になります。ポイントシステムに登録したすべての顧客が再訪してくれるとは限りません。しかし、顧客情報があれば、店舗側から来店を促すキャンペーンやセール情報の送信も可能です。

また、来店回数や購入金額の管理も可能になるため、それぞれの顧客に応じた情報提供も行えます。これにより、再訪率や顧客満足度の向上も期待できるようになるでしょう。

顧客の流出、機会損失の回避

仮に競合店舗がポイントシステムを導入し、自店舗が導入しなかった場合、上記のメリットを競合店舗だけが享受してしまうリスクが生じます。その結果、顧客を奪われてしまうといったデメリットが発生してしまうかもしれません。しかし、ポイントシステムを導入し、魅力的な報酬やニーズを満たした顧客サービスを実施すれば、競合との差別化につながり競合の顧客を獲得するチャンスにもなります。

ポイントシステムの導入の流れ

実際にポイントシステムを導入する際の一般的な流れについて見ていきましょう。

1.ポイントシステム導入目的の明確化

競合が導入しているからといった理由だけで導入してしまうと、失敗に終わってしまう可能性があります。「集客」「顧客単価向上」「顧客満足度向上」など導入する目的を明確にし、その目的を果たすためにはどのような報酬が必要なのか、それを実現させるのに最適なシステムはどれかを決めていきましょう。

2.ポイントシステムの選定

前項で挙げた点を踏まえ、自店舗に最適なシステムの選定を行います。できれば2~3社ほど選定し、それぞれに自店舗に導入が可能かどうかを確認してもらったうえで、提案書を提出してもらいましょう。どうしても目的に合うものがなければ、改めて選定を行い最適なものを選定し契約を行います。

3.運用の設計

契約したベンダーと共に運用設計を進めていきましょう。自店舗に合わせたカスタマイズが必要な場合は、ここで詳細を詰めていきます。また、この段階でポイントカードのデザインも同時に進めていけばスムーズな運用開始が可能です。

4.データ連携

これまで店舗で使用していた顧客管理システムや販売管理システムなどと、ポイントシステムの連携作業を行います。ポイントシステムによっては、ほかシステムとの連携にカスタマイズが必要な場合もあるので、早めに確認、カスタマイズを行いましょう。

5.運用指導・研修

従業員を対象に、ポイントサービスの運用を円滑に進めていくための指導・研修を実施します。ベンダーによっては無償で研修を行っている場合もあるので、これも事前に確認しスケジュールを組んでおきましょう

6.運用開始

すべての準備を終えたら運用を開始します。なお、運用開始と同時にキャンペーンなどを予定している場合は、万が一に備え、ベンダーとすぐに連絡が取れるようにしておくことも重要です。

ポイントシステムの費用

ポイントシステムには、クラウド型と、自社サーバーにインストールするオンプレミス型の大きく2つに分けられます。ほかにゼロから自社で開発するものもありますが、基本的にはクラウドもしくはオンプレミスのどちらかから選定します。

一般的にはクラウド型のほうが低コストで導入可能ですが、カスタマイズ性が低いため、細かいカスタマイズが必要な場合はオンプレミス型がよいでしょう。

また、導入時のイニシャルコストだけではなく、運用後のランニングコストについても事前に検討しておかなくてはなりません。具体的には、ポイント換金やプレゼントを用意するための資金です。継続的に発生していくものであるため、事前にどの程度の顧客がどの程度利用するかを予測したうえで算出し、それも含めて導入資金を用意しておきましょう。

ほか、ポイントシステムに登録した顧客が自分のポイントを確認できるWebページ・アプリの導入や、物理的なポイントカードがある場合は、そのカードの制作費用もランニングコストとして算出する必要があります。

※イニシャルコストとランニングコストについて詳しくは、「ランニングコストとイニシャルコストの違いとは?実例、算定方法を解説」をご覧ください。

ランニングコストとイニシャルコストの違いとは?実例、算定方法を解説
今回は利益向上の実現に必須となる今回は、ランニングコストとイニシャルコスト、それぞれの概要と違いを見たうえで、実例や算定方法をお伝えします。

ポイントシステム導入時の注意点・選定ポイント

自社に適したポイントシステムを導入する際には、いくつかの点に注意しなければなりません。ここでは、その中でも欠かせないものとして次の2点を紹介します。

1.自店舗の既存システムとの連携が可能かどうか

すでに顧客管理システムや販売管理システムを活用している場合、これから導入するポイントシステムとの連携が可能かどうかは必ず確認しておきましょう。イニシャルコストを抑えて導入したものの、既存システムとの連携ができずにカスタマイズコストがかさんでしまっては意味がありません。システム単体のコストではなく、周辺の連携やランニングコストも含めて検討することが重要です。

2.サポート体制が充実しているかどうか

店舗運営は基本的に土日や祝日も営業してるため、問い合わせ対応が平日のみでは、万が一の際には解決までに日数がかかってしまいます。また、オンプレミス型のポイントシステムで首都圏にしか営業所がないベンダーの場合、地方の店舗では修理依頼してから訪問してもらうまでに数日要してしまうでしょう。これらを避けるには、選定時にサポート体制の確認を行うことが重要です。

まとめ

さまざまなメリットをもたらすポイントシステムですが、自店舗に合ったシステムを選定しないと従業員の負担が増大し、かえって顧客満足度が低下してしまうリスクもあります。そのため、導入コストだけで選定するのではなく、目的を明確にしたうえで、既存システムとの連携やサポート体制の確認も必ず行うようにしましょう。

また、リピート率を高めるには、ポイントシステム導入に加え多様な支払い方法への対応も重要です。例えば、現金・クレジットカード・電子マネーなどに加え後払い決済に対応していれば、クレジットカードや電子マネーは持っていないが後払いで支払いたいといった顧客へのアピールが可能です。特にネットショップでは、クレジットカードを持たない顧客に対し大きなメリットとなるでしょう。

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