今回の記事では、コンタクトレス決済の種類や導入方法、メリット・デメリットなどを解説します。日本と海外でのコンタクトレス決済の状況など、有益な情報もあわせて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
コンタクトレス決済とは?種類や導入、メリットを紹介
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昨今、コンタクトレス決済が浸透しつつあります。コンビニなどコンタクトレス決済が使える場所も増えており、今後さらなる需要が予想される決済方法です。「コンタクトレス決済にはどのような種類があるの?」「どのような導入メリットがあるの?」と疑問を抱えている方も多いでしょう。
コンタクトレス決済とは?
コンタクトレス決済は「非接触型決済」と呼ばれるもので、カードやスマートフォンによって支払いを済ませる方法です。カードの読み取りをする必要はなく、専用の端末にかざすだけで支払いができます。
例えばコンビニで何か物を買う場合、現金であれば表示された金額に合うように小銭やお札を用意しなければなりません。釣銭が出るようであれば、店員とのお金のやりとりも発生します。
しかしコンタクトレス決済であれば、財布からお金を探す必要もなく、ワンタッチで支払いを済ませられます。店員とのお金のやりとりも発生しないため、必要最低限のコミュニケーションで決済可能です。
コンタクトレス決済とQRコード決済の違い
コンタクトレス決済と混同しやすいのが、QRコード決済です。QRコード決済は、消費者側が端末(主にスマートフォン)に提示したQRコードを店舗側が読み取り機器で読み取ったり、店舗側が提示したQRコードを消費者側が端末で読み取ったりすることによって支払う方法です。
一般的にQRコードには店舗情報や支払い情報が紐付けられているため、専用アプリを経由して支払いが行われます。そのため、決済を済ませるためには顧客に対して「専用アプリを起動し、QRコードを提示させる / 読み取らせる」といった作業をしてもらわなければなりません。
しかし、QRコード決済は読み取りのための専用端末を用意する必要がないため、そうした費用や時間を抑えられるメリットがあります。
▼QRコード決済について詳しく知りたい方はこちら

コンタクトレス決済は読み取りのための専用端末を用意する必要があるため、ある程度の初期投資は必要です。また、暗証番号やサインが不要なので、セキュリティ面で問題が発生することもあるでしょう。しかし、専用アプリが必要なくやりとりも簡単なので、スピード感のある決済が可能になります。
ここまでの内容を総括する形で、コンタクトレス決済とQRコード決済の違いを、以下の表にまとめました。
コンタクトレス決済 | QRコード決済 | |
決済方法 | 端末にかざすだけで完了 | 専用アプリを起動してQRコードを読み取る |
専用端末 | 専用端末を用意する必要がある | 用意する必要がない |
セキュリティ | 暗証番号やサインが必要ないため場合によっては不正利用されるリスクも | 様々な認証システムがあるので比較的厳格なセキュリティ |
日本と海外でのコンタクトレス決済の状況
日本国内でも存在が知られつつあるコンタクトレス決済ですが、コンタクトレス決済が浸透している海外と比べるとまだまだ普及しているとは言えません。
コンタクトレス決済の普及率を調べるためには、「キャッシュレス決済比率」を比較するのが有効です。コンタクトレス決済は、キャッシュレス決済の1つであり、高い関連性を持っています。
一般社団法人キャッシュレス推進協議会の「キャッシュレス・ロードマップ 2021」によれば、2008年〜2019年の日本のキャッシュレス決済比率は以下のようになっています。
日本のキャッシュレス決済比率 推移

上記の表を見てもわかるように、右肩上がりで増加しており、今後さらなる普及が期待されます。しかし、2019年のデータを見ても26.8%と、おおよそ「4人に1人」の割合です。
同じ資料を使って海外の状況も確認してみましょう。例えば、「キャッシュレス先進国」と称されることも多いスウェーデンは、2018年時点のキャッシュレス決済比率が48.9%となっています。日本と比べて倍近くの数値になっていることが分かるでしょう。
他にも、アメリカは47.0%、ロンドンオリンピックをきっかけにコンタクトレス決済が普及したと言われるイギリスは57.0%となっています(いずれも2018年時点)。このように、海外にはキャッシュレス決済比率が50%以上になっている国も多くあります。
コンタクトレス決済の種類
コンタクトレス決済にはどのような種類があるのか気になっている方も多いでしょう。ここでは、その代表的な項目3つを解説します。
クレジットカード
コンタクトレス決済の代表的な方法は、クレジットカードです。コンビニエンスストアやスーパーなど、専用端末がある場所であればクレジットカードによるコンタクトレス決済を利用できます。最近では、コンタクトレス決済を利用できる飲食店やタクシーも増えています。
ICカード
ICカードもコンタクトレス決済に対応しているものが多くあります。日本国内で広く知られているのは交通系ICカードで、公共交通機関で利用可能です。代表的な交通系ICカードである、PASMOやSuicaは、コンビニなどの場所でも使用できます。
最近ではICカードに対応している自動販売機も増えており、より便利なアイテムとなっています。
スマホ決済
クレジットカードやICカードと並んで知られているのが、スマートフォンによる「スマホ決済」です。atone(アトネ)のような決済サービスを通して、スマートフォンで決済することができます。
先ほど交通系ICカードとしてPASMOやSuicaに触れましたが、こうしたICカードをスマートフォンに登録すれば交通機関でスマホ決済を利用することも可能です。
コンタクトレス決済の導入方法
コンタクトレス決済の導入方法としては、まず決済サービス事業者に直接問い合わせる方法があります。決済サービス事業者とは、文字通り決済に関するサービスを運営している会社です。
また、決済サービス事業者ではなく、決済代行業者に問い合わせる方法もあります。決済代行業者とは、複数の決済サービスを取り扱っている事業者で、お店と決済機関の間に立っています。セキュリティ対策など複雑な業務を代行してくれるため、より手軽に導入したい場合におすすめです。
コンタクトレス決済の導入のメリット・デメリット
コンタクトレス決済にはどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。ここでは、コンタクトレス決済を導入する店舗視点でメリット・デメリットを整理していきます。
メリット
まず大きなメリットとして、スピーディな支払いが挙げられます。スマートフォンやカードを専用端末にかざすだけで決済が完了するため、レジ待ちなどの混雑が発生しにくくなり、顧客満足度の向上が期待できるでしょう。
また、決済サービスがポイント還元を行っているケースも多いため、若年層顧客や外国人顧客など顧客層を広げるチャンスにもなります。昨今のような、新型コロナウイルス感染症が拡大している社会情勢下でも、非接触型の決済が果たす役割は大きいでしょう。
デメリット
コンタクトレス決済の導入によって生じるデメリットとしては、「決済のための専用端末が必要になる」「操作方法をスタッフに覚えさせなければならない」の2点が挙げられます。先ほども少し触れたように、コンタクトレス決済には専用端末が必要です。そのため、ある程度の初期投資が必要になります。
また、新しい専用端末を導入すれば、業務に関わる全員がその使い方に慣れなければいけません。従業員の教育コストもかかると考えておきましょう。
コンタクトレス決済まとめ
昨今ではコンタクトレス決済が使える場所も増えており、ますます需要が高まっています。まだ導入していない事業者であっても、今後導入を検討する機会が増えてくるでしょう。
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